『ストーリーとしての競争戦略』
優れた戦略とは何か?
それは、思わず人に話したくなる面白いストーリーのことだ。
戦略は分析(アナリシス)でなく統合(シンセシス)である
個別の要素を統合するためにストーリーが重要となる
そもそも戦略は、長期利益の獲得のために存在する
いかにして、長期利益を獲得するか?
2つの方法がある
- コスト優位
- WTP(Willingness to pay)
これは「 利益 = 売上 - コスト 」式から考えればわかるだろう
両者を同時に追求するのは上手くいかないケースが多い、ストーリーがブレるからだ
コスト優位に必要のなのは「効率」
これに対して、WTP向上に必要なのは「効果」
スタバを例に考えてみよう
WTP向上させるためのコンセプトが、職場でも仮定でもない「Third place」
「Third place」というコンセプトのために
敢えて経済的には非合理な直営店方式を用いたのはなぜか?
このストーリーの顛末は是非読んでみて欲しい
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本
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全体的に、この本自体が人に話したくなる面白いストーリーだった
とはいえ、この本を投資に生かすにはさらなる研鑽が必要だってこと
まぁ、速攻性に関しては全く期待していない本だから全然問題ないけどw
そして、システムシンキングに対する興味がますます湧いてきた
「銃・病原菌・鉄」も同時に読んでいるのだが
こちらの本でも複数の学術領域間における「知の統合」がテーマになっている
分断された世界を統合していく方法論としてのシステムシンキング・・・
何とかしたいっ!